椰子の高さ

2.6 Fri. ROADSHOW



私は旅に出た。
我踏上了旅途。

失われた結婚指輪が導く新たな旅路。
生と死が行き来する街で運命は巡る——

中国映画界の名匠ドゥ・ジエが「新移民」としての目線で語る新しい「日本映画」


大場みなみ 田中爽一郎 小島梨里杏 渋谷盛太

監督・脚本・撮影・美術・編集:杜杰

プロデューサー:杜 杰 福井 一夫 
エグゼクティブプロデューサー:王 光樂 陳 麗麗
協力プロデューサー:何 祖杰
キャスティング:山下 葉子 音楽:陳 睦璉 
サウンドデザイン:李 哲 編集:郭 小東 録音:石寺 健一
スタイリスト:章 憶 ヘアメイク:村木 アケ 平林 純子 飛田 さおり 
監督補・翻訳 :折原 みよ 助監督:吉田 拓央 
ロケーションコーディネーター:鈴木和晶
制作担当:酒瀬川 純一 

配給・宣伝:ギークピクチュアズ

2024 / 日本 / カラー / デジタル / 日本語 / 2.00:1 / Dolby Digital 5.1 / 99分
 ⒸD·UNION FILM INC. 2024 


クラウドファンディング
挑戦中!
2026年2月6日(金)公開
ニュース記事更新中!
众筹的中文信息将在近期公开。

INTRODUCTION

中国映画界の第一線から日本へ。
ひとりの映像作家の、新たな挑戦。
累計興行収入2,000億円超を記録した『唐人街探偵』シリーズで撮影監督を務めた、中国の映像作家ドゥ・ジエ。
2020年、創作の自由を求めて日本へ移住し、本作で長編監督デビューを果たす。
監督・脚本・撮影・美術・編集のすべてを自ら手がけ、異国の地で自身の感性を真摯に投影した。アーティストとして“自由な表現”に挑んだドゥ・ジエ監督の意欲作である。
全編日本語・日本人キャストで紡がれ、「新移民」としてのまなざしで、日本の“日常に潜む死生観”が静かに映し出される。

主演・菅元を務めるのは、『くまをまつ』(25)、『あるいは、ユートピア』(24)、『すべての夜を思いだす』(24)など、近年の良質なインディーズ映画に欠かせない存在となった大場みなみ。 菅元が旅の途中で出会う、恋人を亡くした男・持田を、『Cloud クラウド』(24)、『ラストホール』(24) などで日本映画界で確実に存在感を増している田中爽一郎が演じる。

釜山国際映画祭、東京フィルメックス、そしてニューヨーク近代美術館(MoMA)とリンカーン・センター(Filmlinc)が共催する「New Directors / New Films Festival」など、国際的な映画祭に選出され、欧米の批評家からも高い評価を受けた注目作。

撮影監督として中国の大作映画でキャリアを築いたドゥ・ジエが、豊かな映像美と、異国の地から見つめる独自の視点で描く「新しい日本の物語」。

STORY

四国の果てで交錯する、
ふたりの“孤独”と“再生”。
ペットショップで働く菅元(すがもと)は、ある日、日本料理店に勤める恋人・青木(あおき)が、料理中に魚の腹から見つけた指輪をきっかけに、結婚を約束する。
しかし、新婚旅行を目前に、ふたりの関係は唐突に終わりを迎えた。失意の中、彼女が向かったのはふたりで行くはずだった目的地——四国の果て〈足摺岬〉。そこで立ち寄った足摺七不思議のひとつ「地獄の穴」に、指輪を落とす——。
そして旅の途中、彼女は恋人と泊まるはずだった宿で、店主の持田(もちだ)と出会う。彼はかつて恋人だった写真家・凛(りん)を自殺で亡くし、その面影を抱えながら、町に留まり続けていた。一つの結婚指輪が引き合わせたふたりの心に宿る、“喪失”という同じ痛み。やがて言葉を交わすうちに、止まっていたそれぞれの時間が、ゆるやかに動きはじめる。

答えはどこにもない。それでも、世界は——少しずつ前へ進んでいく。

DIRECTOR

杜 杰(ドゥ・ジエ)
PROFILE
1976年生まれ。中国出身。2001年北京電影学院撮影学科卒業。
シリーズ累計興行収入100億元(約2,000億円)を超える中国最大級のヒット作『唐人街探偵』シリーズをはじめ、多くのメガヒット作で撮影監督を務める。他にも、撮影監督を手がけた作品は、ベルリン国際映画祭、東京国際映画祭、台北金馬映画祭、香港アジアフィルムアワードなど世界中の映画祭でも高く評価される。2024年にアメリカ撮影監督協会(ASC)に加盟。2020年より日本在住。ドキュメンタリー監督・何祖杰氏と共にD•UNION FILMを設立。自身が監督・脚本・撮影・編集までを手がけた初長編映画『椰子の高さ』で、長編映画監督デビュー。

FILMOGRAPHY
・撮影監督としての参加作品
『無人区』(2013)- ベルリン国際映画祭(金熊賞)、台北金馬映画祭(最優秀撮影監督賞ノミネート)
『唐人街探偵 THE BEGINNING』(2015)- 上海国際映画祭、台北金馬映画祭(最優秀撮影監督賞ノミネート)|中国国内興行収入:約127億3千万円
『唐人街探偵 東京MISSION』(2021)|中国国内興行収入:約760億円
『月で始まるソロライフ』(2022)- 東京・中国映画週間(ゴールドクレイン賞)|中国国内興行収入:約600億円
『唐人街探偵 1900』(2025)- 2026年1月16日日本公開|中国国内興行収入:約700億円

・監督作品
『愛について語ろう』(2020) - 第74回カンヌ国際映画祭「短編映画コンペティション部門」出品
『椰子の高さ』(2024) - 釜山国際映画祭、東京フィルメックス ほか
COMMENT »
監督:杜 杰(ドゥ・ジエ)
COMMENT
椰子の高さ』は、“外国人”の視点から見た日本の物語です。物語の多くは、私が来日して最初の数年間、日常の中で見聞きした実際の出来事をもとにしています。
ある先輩から「この感覚を大切にしなさい。環境に慣れてしまったら、もう同じ映画は撮れなくなるよ」と言われました。その言葉の通り、この映画を作る過程も方法も、私にとって“生命の延長”のようなものでした。本作は典型的なドラマ構造の映画ではありません。
これまでの鑑賞経験から想像するものとは、違った印象を受けるかもしれません。
むしろ、この映画を観る体験は、重要なピースが欠けたパズルを自ら完成させていくようなものです。
観る方一人ひとりが、その欠けたピースを想像し、探し、埋めながら、あなた自身の世界(=映画)を組み立てていただけたら嬉しいです。

CAST

大場みなみ菅元役
PROFILE & COMMENT
田中 爽一郎持田役
PROFILE & COMMENT
小島 梨里杏凛役
PROFILE & COMMENT
渋谷 盛太青木役
PROFILE & COMMENT
大場みなみ:菅元役
大学卒業後、舞台にて俳優活動をスタート。近年はメインキャストで出演した映画が国内外の主要映画祭に次々と選出されるなど、インディーズを中心に注目度の高い作品への出演が続いている。主な出演作に、映画「くまをまつ」(監督:滝野弘仁)、「あるいは、ユートピア」(監督:金允洙)、「すべての夜を思いだす」(監督:清原惟)、舞台 贅沢貧乏「わかろうとはおもっているけど」(演出:山田由梨)、くによし組「ケレン・ヘラー」(演出:國吉咲貴)など。
COMMENT
映画『椰子の高さ』が2026年2月6日より、アップリンク吉祥寺にて劇場公開されることになりました。全編日本で撮った日本映画でありながら、日本映画ではない、外国作品のような空気感に満ちた不思議な作品です。何パターンもの編集を経て、ゆっくりと映画になりました。もしかしたらまだ完成していないかもしれません。ぜひ劇場でご覧ください。
田中 爽一郎:持田役
1994年1月15日・愛知県出身。
主演を務めた純猥談「私たちの過ごした8年間は何だったんだろうね」がYouTube上で460万回再生を突破。近年の出演作に映画『さかなのこ』(22/沖田修一監督)、『この日々が凪いだら』(22/常間地裕監督)、『Cloud クラウド』(24/黒沢清監督)、『ラストホール』(24/秋葉美希監督)、ドラマ「姪のメイ」(TX/23)など。ジャンルを問わず幅広く活躍。
COMMENT
映画『椰子の高さ』が 2026年2月6日よりアップリンク吉祥寺にて公開となります。 本撮影は高知県の最南端にある足摺岬という壮大な自然の中で行いました。釜山国際映画祭にてワールドプレミアを行い、フィルメックスやヨーロッパ、アメリカで上映の旅を続け、日本での劇場公開を迎えることができ、すごく嬉しく思います。ぜひ劇場でご覧になってください。
どうぞよろしくお願いいたします。
劇場でお待ちしております。2月6日公開です。
小島 梨里杏:凛役
2014年から2015年にかけて放送された特撮ドラマ「烈車戦隊トッキュウジャー」で特撮ヒロインに抜擢され、その後テレビドラマ「表参道高校合唱部!」「子連れ信兵衛」に出演。2016年、映画「人狼ゲーム プリズン・ブレイク」で映画初主演を務めた。ABEMATV の恋愛バラエティ「恋愛ドラマな恋がしたい in NEW YORK」の出演も大きな話題に。
そのほかの出演作に、テレビドラマ「初恋不倫~この恋を初恋と呼んでいいですか~」「旦那のアレ、もらってください」「彩香ちゃんは弘子先輩に恋してる 2nd Stage」などがある。
COMMENT
大好きなアップリンク吉祥寺さんを始め、各劇場公開の決定をとても嬉しく光栄に思います。撮影したのはだいぶ前になりますが、リンとしてシャッターを切り、確かに生きていたあの時間は忘れもしません。
彼女を思うと、とてつもなく寂しい気持ちになります。やはり人間は、失くしたものに強く引っ張られるものなのでしょうか。
皆さまにこの作品がどう届くのか、今から楽しみです。
渋谷 盛太:青木役
1990年生まれ 沖縄県出身
20代の頃よりモデルとして活動し、多くのファッションECサイトや広告、CMに出演。俳優を始めてからは出演以外にも自主制作映画の脚本・監督や舞台の演出なども手掛ける。現在はアートグループ展の企画プロデュースも務める。
COMMENT
『椰子の高さ』は一枚の絵画作品のようです。
脚本が持つ哲学性と余白、映像美が持つ幽玄な雰囲気と儚い優雅さ。そしてそれらが重なり生まれてくる問いが出てくるかと思います。ぜひ劇場にて映画をご覧いただき日常に問いを持ち帰っていただけたらと思います。

STAFF

監督・脚本・撮影・美術・編集:杜杰(ドゥ・ジエ)

プロデューサー:杜 杰 福井 一夫
エグゼクティブ プロデューサー:王 光樂 陳 麗麗
協力プロデューサー:何 祖杰

キャスティング:山下 葉子 音楽:陳 睦璉 
サウンドデザイン:李 哲 編集:郭 小東 録音:石寺 健一 清水 雄一郎
スタイリスト:章 憶 ヘアメイク:村木 アケミ 平林 純子 飛田 さおり
  監督補・翻訳 :折原 みよ 助監督:吉田 拓央 
制作担当:酒瀬川 純一
配給・宣伝:ギークピクチュアズ

ⒸD·UNION FILM INC. 2024

COMMENT

中国本土の芸術映画が中心となっているが、俳優とロケーションが日本であるため、映画にローカルな風味を加えている。また、幽霊と自殺(日本においては少々陳腐なテーマと言わざるを得ないが)という東アジアの伝統的なテーマに触れているも興味深い
——ASIAN MOVIE PULSE.COM
ドゥ監督の描く幽霊はホラーではなく、むしろ哀愁をまとった存在として静かに現れる。生者と同じほどの肉体感をもって描かれている
——Screendaily
ドゥ・ジエは、『椰子の高さ』を、美しい風景を楽しむ小さな旅の記録として仕上げている。さらに、ロメールに通じるような運命・信仰・後悔についての会話を織り込み、存在論的ロードムービーへと昇華させている
——IndieWire
韓国の巨匠ホン・サンスと同様の手法を取るドゥ・ジエは、人生や死、人間関係、幽霊の深淵を探求することを選び、意図的に構築された美しい映像を通して、世界最大の謎についての瞑想を届けている
——In Review Online