INTRODUCTION
中国映画界の第一線から日本へ。
ひとりの映像作家の、新たな挑戦。
累計興行収入2,000億円超を記録した『唐人街探偵』シリーズで撮影監督を務めた、中国の映像作家ドゥ・ジエ。ひとりの映像作家の、新たな挑戦。
2020年、創作の自由を求めて日本へ移住し、本作で長編監督デビューを果たす。
監督・脚本・撮影・美術・編集のすべてを自ら手がけ、異国の地で自身の感性を真摯に投影した。アーティストとして“自由な表現”に挑んだドゥ・ジエ監督の意欲作である。
全編日本語・日本人キャストで紡がれ、「新移民」としてのまなざしで、日本の“日常に潜む死生観”が静かに映し出される。
主演・菅元を務めるのは、『くまをまつ』(25)、『あるいは、ユートピア』(24)、『すべての夜を思いだす』(24)など、近年の良質なインディーズ映画に欠かせない存在となった大場みなみ。 菅元が旅の途中で出会う、恋人を亡くした男・持田を、『Cloud クラウド』(24)、『ラストホール』(24) などで日本映画界で確実に存在感を増している田中爽一郎が演じる。
釜山国際映画祭、東京フィルメックス、そしてニューヨーク近代美術館(MoMA)とリンカーン・センター(Filmlinc)が共催する「New Directors / New Films Festival」など、国際的な映画祭に選出され、欧米の批評家からも高い評価を受けた注目作。撮影監督として中国の大作映画でキャリアを築いたドゥ・ジエが、豊かな映像美と、異国の地から見つめる独自の視点で描く「新しい日本の物語」。
STORY
四国の果てで交錯する、
ふたりの“孤独”と“再生”。
ペットショップで働く菅元(すがもと)は、ある日、日本料理店に勤める恋人・青木(あおき)が、料理中に魚の腹から見つけた指輪をきっかけに、結婚を約束する。ふたりの“孤独”と“再生”。
しかし、新婚旅行を目前に、ふたりの関係は唐突に終わりを迎えた。失意の中、彼女が向かったのはふたりで行くはずだった目的地——四国の果て〈足摺岬〉。そこで立ち寄った足摺七不思議のひとつ「地獄の穴」に、指輪を落とす——。
そして旅の途中、彼女は恋人と泊まるはずだった宿で、店主の持田(もちだ)と出会う。彼はかつて恋人だった写真家・凛(りん)を自殺で亡くし、その面影を抱えながら、町に留まり続けていた。一つの結婚指輪が引き合わせたふたりの心に宿る、“喪失”という同じ痛み。やがて言葉を交わすうちに、止まっていたそれぞれの時間が、ゆるやかに動きはじめる。
答えはどこにもない。それでも、世界は——少しずつ前へ進んでいく。
DIRECTOR
杜 杰(ドゥ・ジエ)
PROFILE
1976年生まれ。中国出身。2001年北京電影学院撮影学科卒業。シリーズ累計興行収入100億元(約2,000億円)を超える中国最大級のヒット作『唐人街探偵』シリーズをはじめ、多くのメガヒット作で撮影監督を務める。他にも、撮影監督を手がけた作品は、ベルリン国際映画祭、東京国際映画祭、台北金馬映画祭、香港アジアフィルムアワードなど世界中の映画祭でも高く評価される。2024年にアメリカ撮影監督協会(ASC)に加盟。2020年より日本在住。ドキュメンタリー監督・何祖杰氏と共にD•UNION FILMを設立。自身が監督・脚本・撮影・編集までを手がけた初長編映画『椰子の高さ』で、長編映画監督デビュー。
FILMOGRAPHY
・撮影監督としての参加作品
『無人区』(2013)- ベルリン国際映画祭(金熊賞)、台北金馬映画祭(最優秀撮影監督賞ノミネート)『唐人街探偵 THE BEGINNING』(2015)- 上海国際映画祭、台北金馬映画祭(最優秀撮影監督賞ノミネート)|中国国内興行収入:約127億3千万円
『唐人街探偵 東京MISSION』(2021)|中国国内興行収入:約760億円
『月で始まるソロライフ』(2022)- 東京・中国映画週間(ゴールドクレイン賞)|中国国内興行収入:約600億円
『唐人街探偵 1900』(2025)- 2026年1月16日日本公開|中国国内興行収入:約700億円
・監督作品
『愛について語ろう』(2020) - 第74回カンヌ国際映画祭「短編映画コンペティション部門」出品『椰子の高さ』(2024) - 釜山国際映画祭、東京フィルメックス ほか
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CAST
大場みなみ:菅元役
PROFILE & COMMENT
田中 爽一郎:持田役
PROFILE & COMMENT
小島 梨里杏:凛役
PROFILE & COMMENT
渋谷 盛太:青木役
PROFILE & COMMENT
STAFF
監督・脚本・撮影・美術・編集:杜杰(ドゥ・ジエ)
プロデューサー:杜 杰 福井 一夫
エグゼクティブ プロデューサー:王 光樂 陳 麗麗
協力プロデューサー:何 祖杰
キャスティング:山下 葉子 音楽:陳 睦璉
サウンドデザイン:李 哲 編集:郭 小東 録音:石寺 健一 清水 雄一郎
スタイリスト:章 憶 ヘアメイク:村木 アケミ 平林 純子 飛田 さおり
監督補・翻訳 :折原 みよ 助監督:吉田 拓央
制作担当:酒瀬川 純一
配給・宣伝:ギークピクチュアズ
ⒸD·UNION FILM INC. 2024
プロデューサー:杜 杰 福井 一夫
エグゼクティブ プロデューサー:王 光樂 陳 麗麗
協力プロデューサー:何 祖杰
キャスティング:山下 葉子 音楽:陳 睦璉
サウンドデザイン:李 哲 編集:郭 小東 録音:石寺 健一 清水 雄一郎
スタイリスト:章 憶 ヘアメイク:村木 アケミ 平林 純子 飛田 さおり
監督補・翻訳 :折原 みよ 助監督:吉田 拓央
制作担当:酒瀬川 純一
配給・宣伝:ギークピクチュアズ
ⒸD·UNION FILM INC. 2024
COMMENT
中国本土の芸術映画が中心となっているが、俳優とロケーションが日本であるため、映画にローカルな風味を加えている。また、幽霊と自殺(日本においては少々陳腐なテーマと言わざるを得ないが)という東アジアの伝統的なテーマに触れているも興味深い
——ASIAN MOVIE PULSE.COM
ドゥ監督の描く幽霊はホラーではなく、むしろ哀愁をまとった存在として静かに現れる。生者と同じほどの肉体感をもって描かれている
——Screendaily
ドゥ・ジエは、『椰子の高さ』を、美しい風景を楽しむ小さな旅の記録として仕上げている。さらに、ロメールに通じるような運命・信仰・後悔についての会話を織り込み、存在論的ロードムービーへと昇華させている
——IndieWire
韓国の巨匠ホン・サンスと同様の手法を取るドゥ・ジエは、人生や死、人間関係、幽霊の深淵を探求することを選び、意図的に構築された美しい映像を通して、世界最大の謎についての瞑想を届けている
——In Review Online



众筹的中文信息将在近期公开。